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「学名」を、「Vespa mandarinia japonica」という。
スズメバチ科。
スズメバチの仲間では世界最大の蜂である。
地中などに大規模な巣を作る。秋になると、集団でミツバチなどの巣を襲い、ミツバチの幼虫を餌として捕食する。体長は40mm以上にもなる。
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体重わずか5グラムのスズメバチは、餌を探して「1日に100kmもの距離を飛ぶ」という。
その驚異の体力の正体が、幼虫からもらう白い液体の栄養素。
この液体には17種類のアミノ酸がバランス良く配合されているが、そのアミノ酸が、エネルギーを効率よく燃やし、驚異の体力を引き出している。
ところで、スズメバチが飛ぶ「1日100kmの距離」とは、人にとって「東京〜名古屋」間を往復する距離。
そんな距離を平気で往復するとは、なんという体力であろうか!
そんなスズメバチの幼虫の栄養素を応用したのが、現在多く出されているスポーツドリンク。効率よい脂肪燃焼と体力維持で現代病を撃退。その応用範囲は大きく広がっている。
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「ハチの子を食用として食べる」ことは、中国では古くから習慣としてあったようだ。
わが国でも、長野県や山梨県、岐阜県の一部の地域では、主にクロスズメバチの巣を、地中にある蜂の巣を掘り出して、食用にしてきた。
ところではちの子の栄養成分を分析すると(日本食品分析センター)、100gあたり概要以下のようになるという。
アミノ酸 42.25% 総ビタミンC 488mg
ビタミンA 20 IU リン 451mg
ビタミンD 8250 IU カルシウム 83.1mg
ビタミンB1 0.71mg 鉄 7.72mg
ビタミンB2 1.83mg 亜鉛 68.3mg
パントセン酸 2.37mg セレン 0.07ppm
アミノ酸はタンパク質を作る栄養素。体力維持のためにはアミノ酸の適宜の摂取が大切になる。
(食べ物から摂取しなければならない必須アミノ酸を全て含んでいるので身近な栄養素)
その他、ビタミンやミネラル等他の栄養素も豊富。鉄は貧血、亜鉛は味覚の改善、亜鉛とセレンは男性機能に関係が深いことは周知の事実である。
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北京医科大学中西医学結合研究所の李順生教授の研究によると、はちの子の粉末を使って実験では、(!)健脳増知効果、(2)益気助陽効果、(3)抵抗免疫増強効果が確認されたという。
・「健脳増知効果」とは、酸素不足があっても、脳組織の働きが弱まらないこと。
・「益気助陽効果」とは気の巡りを改善。体力衰弱、倦怠感、冷えなどの働きを強化すること。
・「抵抗免疫増強効果」とは、抗ガンの働きや老化を予防し精力を強くするなどの働きを補うこと。。
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